この記事を書き始めたのって3月なんですよ…
経緯
末代なまくりーーむ会のときに行った大須のインバースで、ジャンク品として売られていたものです。きーすとに強くおすすめされて気絶しました。税抜き11000円でした。
1700円程高い値段でx240も売られていましたが、そっちはひなが買っていました。x240はFHD化がx230よりも簡単にできる上に、タッチパッドが私好みの広いやつなので、x240を買ったほうが良かったのかもしれないです。
スペック
Thinkpad x230 | |
---|---|
CPU | Core i5-3320M |
メモリー | DDR3 2GB |
SSD | Micron RealSSD C400 128GB |
バッテリー&ACアダプタ | 有 |
指紋センサー | 有 |
WLAN | 有 |
WWAN | 無 |
Buletooth | 無 |
天板シール痕 | 有 |
キーボード | JP配列 |
キーボードは欠損が無く、かなりキレイなものでした。x240ではなくx230を選んだのは、キーボードを含めて筐体がキレイだったことが大きいです。天板もシール痕があるくらいで大きな傷は見られず、かなり状態が良いです。
シール痕を消すぞ
シール痕はお酢で取れるようになるとの情報を見つけたので、お酢を染み込ませたティッシュペーパーを当てた状態で、上からラップを被せて2日くらい放置しました。
写真だとまだ痕が残っているように見えますが、実際にはほとんど気にならないレベルになっています。というか他にも軽い使用痕があるので、全く気にならないです。
メモリーを追加
流石に搭載メモリー2GBで使うのは少しつらい気がしたので、メモリを増設することにしました。家にあったノートPCから8GBを1枚もらって、合計10GBに。 これで十分ですね。
その後さらに別のPCから4GBを引き抜いてきたので、最終的な搭載メモリーは12GBとなりました。これで十分ですね。
SSDを追加
WWANが搭載されていないのでMini PCI Expressスロットが空いていました。せっかくなのでmSATA SSDを追加することに。 きーすとに強く推された。 SamsungのmSATA SSDは高すぎたので、SUN EASTのSSDを用意しました。それでも256GBで5980円。あまり使っていないので、もっと低価格な怪しいSSDを狙っても良かったかもしれないです。
ArchLinuxをいれた
Windowsが入ったノートPCは既にあるので、とりあえずLinuxをいれることに。
UbuntuやGentoo, openSUSEも候補に上がっていましたが、ArchLinuxを使ってみることに。深い理由は特にない。
ArchWikiのInstallation guideを参考にしました。Wi-Fiが機能しない問題で2時間くらい悩んでいましたが、Wi-Fiの物理スイッチがオフになっていたオチ(アホ)。
デスクトップ環境にはDeepin Desktop Environmentを選択。完全に見た目で選びました。
ArchWikiの記事を参考にインストールするが…成功しなかった。起動直後のログイン画面が真っ白で、何もできない状態になってしまう問題が直せませんでした。
Antergosに変えた
問題の解決策が分からず、気分転換にOSをAntergosに変更してみました。デスクトップ環境にDDEが選べるので、全部自動でやってもらうことに。
インストール中に一度エラーが出たものの、対処法はすぐに見つかったので、難なく進んでいった。
ちなみにAntergosでDDEは問題なく動作したので、完全にやり方が悪いことが判明しました。
ArchLinuxに再挑戦
予想よりも簡単にAntergosがインストールできてしまったので、もう一度ArchLinuxに挑戦することにしました。
ブートローダーにGRUBではなくrEFIndを使うようにした以外は、最初と同じ手順でArchLinuxをインストールしたので、当然ながら再び真っ白ログイン画面問題が発生しました。
いろいろと試していたところ、一般ユーザーを作ると問題なく動作することがわかりました。一通り構築が完了してから一般ユーザーを作るつもりでしたが、もっと早く作るべきだったらしい?
その状態で少し使っていると、起動時間が妙に長いことに気がつきました。journalctlで確認してみるとkernel: random: crng init done.
が表示されるまでにかなりの時間がかかっていた。…ということをトゥートしたら、おるみんさんから原因を教えてもらえました。本当にエントロピーが足りていなかった。さすがおるみんさん…!
Rng-toolsかHavegedを使うことでエントロピーを増やせるらしいです。Rng-toolsを使ったほうが良いらしいですが、x230に搭載されているのはTPM1.2だったため、Havegedを使うことに。エントロピーが増えた状態だと、起動が早くなりました。
起動アニメーション
デスクトップ環境を見た目で選んでしまったので、起動画面も少しは見た目を良くしたくなりました。rEFIndはテーマ機能があるので、rEFInd-minimalのダークテーマを使うことにしました。
スプラッシュスクリーンはPlymouthを使うことで変更できるらしい。結構複雑なこともできるみたいですね。Android端末で使っているブートアニメーションをx230でも使いたかったので、Watch Dogs Boot Animation For Ubuntuを参考に設定しました。
ThinkVantage
x230のマイクのオンオフ切り替えボタンの右隣には、ThinkVantageと呼ばれる長方形のボタンがあります。Windows環境で専用の管理ツールを起動するためのものらしいですが、Linuxには関係ないのでDeepinのスクショツールが起動するようにしたい。XbindKeysで問題なく設定できました。
指紋センサー
せっかく指紋センサーが搭載されているので、使ってみることにしました。
ArchWikiのFingerprint GUIを参考に設定。
Terminalではパスワードではなく指紋で認証を求めるようにできましたが、GUIの認証画面で指紋を使う方法が全く分からなかった。
そもそも登録した指以外の指でも認証が通ってしまうので、認証の意味をあまり成していない気がします…(どうやら他人の指ではしっかり認証失敗するみたいですが、しっかりと確認をしたわけでは無いのでなんとも言えない)
Deepinが指紋認証に対応していて、GUIの設定画面が用意されていたことに気がついたのは一番最後でした…
Windowsを入れた
バッテリーを外したときにWindows7 Proのプロダクトキーを見つけたので、ライセンス認証が通るか試してみることにしました。ArchLinuxをインストールした後だったので、一応2.5インチSSDを取り外してmSATA SSDの方へWindowsをインストールしました。
そのままWindows10へアップグレードも成功。
2.5インチSSDを取り付けた後で、BIOSの起動順位でrEFIndを最上位にしてから起動したところ、rEFIndがWindowsを自動認識したので何も設定すること無くデュアルブート環境が作れました。
数ヶ月使ってみて
今まで手にしたノートPCは全て側面に電源コネクタが配置されていたので、電源コネクタが背面にある点が少し気になりましたが、実際使ってみるとそこまで不自由しませんでした。
何度も言っていますが見た目はかなりキレイなので、そういう意味での気分はかなり良いです。分解しても気になるほどの埃は溜まっていなかったので、前使用者がどういう使い方をしていたのか、少し気になりますね。
やっぱり画面がFHDじゃないのは地味に辛いです。しかしx230でFHD化を実現するには、はんだ付け作業が伴うので諦めることに。面白そうなmodも見つけましたが、取り付けるための道具も技術も今はないです。
タッチパッドもX240のような広いタイプが好みなので、x230のタッチパッドは少し辛いです。トラックパッドに慣れるべきか。